歯科医師として大切なことは、う蝕を治す、入れ歯を作る、噛めるようにするということだけではありません。「10年後も20年後も、美味しく食べて笑える未来」を歯科医師として描き、その実現をサポートすることです。当院は、高齢者が多い地域です。

「老い先短いから痛いところだけで・・・」という患者さんの声に迎合するだけではなく、「最期の時まで元気に、幸福度の高い人生を歩んでいただきたい」という想いを以てコミュケーションを取っていますし、その信念は今後も大切にし続けたいと考えています。

基礎力を確実に身に付けながら、あなたが伸ばしたい分野の技術や知識を身に付け、かつコミュニケーション力も磨きながら、将来「あの先生のおかげで、私の人生は幸福だった」「最後まで美味しく食事ができて幸せだった」と思っていただけるドクターを一緒に目指しましょう！

どの職種とも共通するのは、「目の前の方の人生を守るため、より幸福になっていただくため」のサポートをすることが、私たちの大切な使命であるということです。

特に、予防に通う患者さんが多い当院では歯科衛生士は継続的に患者さんと関わる存在なので、その中心的な役割を果たす存在です。

中等度から重度の歯周病をしっかり治せる知識と技術、コミュニケーション力を身に付けることを目指すのと同時に、１人１人の個々の患者さんの背景や気持ち、大切なことまで読み取ってサポートできる存在を目指していただきたいと思っています。

歯科医院にはじめていらっしゃる患者さんは、「本当にこの歯医者で大丈夫かな」「痛いことされないかな」と不安な気持ちで来院されます。

そのため、電話が鳴った瞬間から、治療後のお見送りまで、受付スタッフの言葉と笑顔が患者さんの治療体験に影響を及ぼします。

歯科医師や歯科衛生士のような資格がなくとも、「患者さんの幸福と喜びを生み出す」「癒しの場をつくりだす」というミッションの基に対等です。誇りをもって、受付・歯科助手という仕事をしていただきたいですし、「患者さんに幸せになってほしい」という想いを持てる方に、お任せしたいと思っています。

歯科医院が未経験の方は最初はピンと来ないかもしれませんが、「人に貢献することがすき」「人に元気を与えたい、笑顔を生み出したい」ということに心が喜ぶ方なら、当院の受付に向いている方だと思います。

当院では、問診前のヒアリングを初診時に丁寧に行う「初診コンサルテーション」や、治療計画や費用などの説明、詰め物やかぶせ物の説明を、より丁寧に行うためにＴＣ（トリートメントコーディネーター）というポジションがあります。

歯科医師や歯科衛生士からも説明は診療中に行いますが、どうしても時間的な制限があり、患者さんの理解がないまま治療が進んでしまう歯科医院がほとんどです。

歯科治療は、一方的な治療では本当に患者さんにとってよい治療がでません。患者さんの気持ちに寄り添ってフォローアップしながら、意図や生活背景を汲み取り、それを踏まえて治療計画を立てる。そして納得をしたうえで治療をすることを大切にしています。

ＴＣはその「ハブ」「架け橋」となる存在です。人に貢献することがやりがいになる、人と話すのが好き、「話が分かりやすい」と言われる、人の気持ちが汲み取れる、セールスや販売の経験がある方などが向いている職種です。