入れ歯だから、仕方がないか・・・。
痛みや違和感、食事の満足度の低下など、諦めていませんか?
吉田ひろゆき歯科医院では、義歯・入れ歯治療はこれまで特に力を入れてきた治療です。歯科医師になってから数多くの症例と向き合い、試行錯誤して研究・研鑽した結果、歯科医師から見て難症例と判断されるケースまで対応し、快適でよく噛める入れ歯を製作できるようになりました。
その結果、上山市だけでなく山形市、南陽市、高畠町からも多くの方が義歯の製作・調整のために来院されています。義歯・入れ歯でお悩みの方は、遠方だからと気兼ねせず気軽にご相談ください。
こんなことで、お困りではありませんか?
- 噛むと痛い
- 違和感があって、気持ちが悪い
- 落ちやすくて困っている
- 食べていても味がしない、美味しくない
- 針金が目立つから、見た目が嫌だ
- 歯がない部分があるけど、入れ歯が嫌だから放置している
もし、これらのことでお困りの場合には、現在使用しているものを調整・修理するだけでも改善できる場合があります。それでも改善できない場合には、1人1人の口腔内にピッタリ合うオーダーメイド入れ歯を製作いたします。
また、複数の入れ歯の種類を取り扱っています。お悩みやご希望をお聞きして、ご要望に合う材質の入れ歯もご提案します。長く、快適に使用していただける入れ歯治療を提供します。
入れ歯の不具合は、寿命短縮につながってしまう
入れ歯が合っていない、使用していないなどの状態だと、咀嚼する力が弱くなってしまいます。咀嚼に問題があると、口腔機能が低下してしまいます。それが引き金となり、呼吸器系・循環系の疾患による死亡率が2倍近くも高まり、寿命の短縮が報告しています。
<参照データ>
(Ann Jpn Prosthodont Soc 4:375-379,2012)
80歳の824人に対して12年間追跡調査した結果(福岡県)、咀嚼良好群に比べ、咀嚼不良群は2.1倍有意に全死亡率が高値だった。
また、咀嚼可能食品数が1つ増えると全死亡率が4.4%有意に減少した。
(J Dent Res. 2011 Sep;90(9):1129-35.)
4,400人(愛知県・65歳以上)の住民の4年間に渡る追跡調査の結果、歯が19本以下で、かつ食べにくい食品のある者は、心血管系疾患による死亡率が1.83倍、呼吸器系疾患による死亡率が1.85倍高かった。
噛む力の低下が咀嚼
また、歯の本数が少なかったり、入れ歯に不具合があって咀嚼の力(咬む力・咬合力)が落ちてしまうと、固いものを食べることができません。そうなると、うどん、お蕎麦、ラーメン、お米など柔らかくて?みやすい食事が中心になります。
結果として、たんぱく質やビタミン・食物繊維の摂取量が減少する一方、炭水化物の摂取量が増える事で栄養バランスが偏ってしまい、別の疾患や体調不良の引き金となってしまいます。
<参照データ:平成29年度 国民健康・栄養調査>
65歳以上で咀嚼能力が低下している人は、低栄養傾向(BMI≦20kg/m2)の割合が高い事が分かっている。さらに炭水化物過多の食事になる事もわかっており、メタボリックシンドロームとの関連も指摘されています。
※口腔機能の低下(咀嚼力の低下)は、歯数の減少や入れ歯の不具合だけでなく、咬筋を中心とした閉口筋群の筋力低下も影響しています。そのため、当院では「口腔機能低下症」に対応した指導トレーニングも行っています。
口腔機能低下症の指導・トレーニングについて(高齢者歯科のページへ)最後のひとくちまで「美味しい!」を
ご高齢の方でも、人生の最後まで楽しみにできるのが「食」です。そのため、私たちが目指すことのひとつとして、全ての患者さんに最後のひとくちまで食事を楽しんでいただきたいという想いがあります。そのためには、咀嚼力を守るだけでなく、食べ物の味をしっかり味わうことができる入れ歯も必要です。
「入れ歯にしたら食事が楽しくなくなってしまった」という方は多くいらっしゃいます。そんな方でも、今より美味しく食事が摂れる入れ歯も取り扱っています。お気軽にご相談ください。
吉田ひろゆき歯科医院の義歯治療の強みは?
上山市は高齢者の方が多いため、開院以来、義歯・入れ歯にお悩みの方が多くいらっしゃいました。歯科医師として若い頃は難しい症例に対応できず悩んだ時期がありました。そこで、全国的に有名な先生のもとに勉強に行ったり、独自に試行錯誤したりする中で幅広い症例に対応できるようになりました。
義歯・入れ歯の出来上がりの質は、歯科医師と技工士の「知識・経験・技術」で大きく左右されます。入れ歯製作は学生の時に必ず学びます。しかし、その後に専門的に学んだか、どれだけの症例数を経験したかによって大きく差が出る治療です。
当院が患者さんごとに適した義歯製作ができたり、難症例に対応できる理由はここにあると自負しています。
吉田ひろゆき歯科医院の「義歯・入れ歯」の種類と特徴
保険適用の入れ歯(総義歯・部分義歯)
プラスチック(レジン)を使用した保険適用可能な入れ歯です。長所は安価なことと、修理がしやすいことです。短所は、食べ物の温度を通さない(美味しさが低下する)、違和感が大きい、部分入れ歯の場合には金属が見えるなどの短所があります。
保険適用範囲だとどうしても限界があります。患者様の歯の状態は骨の状態、歯の神経の有無、残存歯数、位置など、すべてにおいて異なります。それにも関わらず、保険制度で決められたルールの中でしか設計することができないからです。ベストな設計は不可能だということはご了承下さい。
もちろん、保険治療でも手を抜くことなく1人1人の義歯を丁寧に製作・調整してできる範囲内での最善を目指します。
金属床義歯(きんぞくしょうぎし)
粘膜の上にのせる土台部分である床(しょう)を金属で作成した入れ歯です。口を開けた時に見えやすい部分は、歯肉と似た色の材料で製作するため金属は目立ちません。
とても丈夫な素材のため、レジンに比べて約3分の1程度の薄い床にすることができるため、違和感が非常に少ないのが大きな特徴です。
また、金属は食べ物の温度が伝わりやすく、料理の温かさやアイスクリームの冷たさなどを楽しむことができます。金属床義歯を入れた方の多くが「味覚に温度が重要であることを、はじめて気が付いた」と感動する方が多くいらっしゃいます。
金属床義歯には2つの種類があります
チタン製
近年、金属床の中で最も人気の素材がチタン製です。熱伝導性がよい金属のため、食べ物の味がとても自然に感じられます。
また、チタンは人工関節の素材に使用されるほど生体親和性が高く、金属アレルギーが起こりにくく安全性に優れています。鉄くさいような金属特有の味もしません。丈夫で非常に軽く、つけ心地が抜群にいい入れ歯です。コバルトクロムの成分にアレルギーがある方でも、使用できる可能性があります。重量もコバルトクロムに比べると若干重量が軽くなります。
チタン製の特徴まとめ
- 熱伝導性に優れ、食べ物の味がより自然に感じられる
- プラスチックよりも圧倒的に薄く、軽いので装着感が抜群
- コバルトクロム製よりも重量が軽い
- 生体親和性がよく金属アレルギーが起こりにくい
- 汚れが付きづらい(清潔に使いやすい)
- プラスチック製に比べて耐久性が優れている(長く使える)
- プラスチック製に比べて歯を削る量が少ない(部分義歯)
コバルトクロム製
コバルトクロムは昔から義歯用の金属として用いられてきました。チコバルトやクロムなどのレアメタルによって形成される合金でで、ジェットエンジンなどの部品に使われるほど非常に硬いのが特徴です。
チタン同様、熱伝導性がよく食べ物の味を感じやすくなります。チタン製よりも若干重いですが、プラスチック製に比べると圧倒的に薄くて軽く、使用感は良いです。場合によっては金属アレルギーを引き起こすことがあるのが欠点です。
コバルトクロム製の特徴まとめ
- 熱伝導性に優れ、食べ物の味がより自然に感じられる
- プラスチックよりも圧倒的に薄く、軽いので装着感が抜群
- コバルトクロム製よりも重量が若干重い
- 汚れが付きづらい(清潔に使いやすい)
- プラスチック製に比べて耐久性が優れている(長く使える)
- 金属アレルギーが出る場合がある
- 非常に硬いため、製作側(歯科医院・技工士)の高い技術力が必要となる
- プラスチック製に比べて歯を削る量が少ない(部分義歯)
アルティメット義歯(バネのない義歯:ノンクラスプデンチャー)
非結晶素材「アルティメット樹脂」を使用した、メタルクラスプ(金属のバネ)を使用しない義歯です。金属のバネを使用しないため、審美性にとても優れています。非常に強度が高く、プラスチック義歯と比べると非常に薄く作ることができるため快適に使用することができます。
他にも、適合がいい(ぴったり合う)、匂いがつかない、煮沸消毒ができる、歯科のプラスチック材料(レジン)で最も軽いなど数々の利点があります。
このように、非常に機能性(噛める)、審美性に優れ、痛みも少ない義歯と利点がとても多い義歯ですが、金属床義歯に比べると熱伝導性の点では劣ります。そのため食事の美味しさのことを考えると金属床が優れています。
アルティメット義歯の特徴まとめ
- 金属のバネガないため、人からは入れ歯と分からないほど目立たない(審美性)
- プラスチック製に比べて薄く、軽く、弾力がある為、違和感が少なく装着感に優れている
- 汚れがつきにくい
- 耐久性に優れていて、破折しにくい
- 経年劣化が少なく長く使える、変形もしにくい
- 高い適合精度がある(ぴったり合いやすい、痛くない)
- 金属床に比べて熱伝導性は低い
義歯・入れ歯についてよくある質問
- 入れ歯でもしっかり噛めるようになりますか?
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入れ歯は、噛めづらい、硬いものは噛めないという印象をお持ちの方も多いですし、そうおっしゃる歯科医院も多いです。しかし、口腔内全体の治療計画をしっかり立て、適応に合った入れ歯を選択して、精密に製作すると、入れ歯でもかなりしっかり噛めるようになります。
咀嚼力はインプラントにはかないませんが、入れ歯でもピッタリしたものをつくれば噛めるようになります。最も良くないのは、歯を失った部位をそのままにしていたり、合わない入れ歯を使用していることです。咀嚼ができないだけでなく、他の歯を失ったり健康を害す引き金となってしまいます。
- 人から入れ歯だと分からないようにしたいのですが・・・
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その場合には、金属床かノンクラスプ義歯をお勧めしています。昔と違い、審美性にも優れた義歯の素材がいくつもあります。歯の欠損部位や、歯肉の状態など拝見させていただき、より目立ちづらい義歯の提案をいたしますので、まずはご相談ください。
- 他院の入れ歯が合わない場合、つくりなおしてもらえますか?
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はい、可能です。ただ他院で保険適用の入れ歯を製作し、今回も保険の入れ歯を作製する場合には、6ヶ月経過していることが必要です。金属床など自由診療の入れ歯であれば期間の制限はありません。
- 入れ歯がすぐにはずれてしまいます。治せますか?
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外れる原因次第では治すことはできますし、新しく作り直した方がよい場合もあります。特に総義歯の場合には、入れ歯が顎の形に合っていない、咬み合わせが悪いなど、様々な原因が考えられます。入れ歯と口腔内を拝見して、調整を行います。新しく作り直すことが必要な場合には、そのご提案をいたします。
- 高齢なので、良い入れ歯を入れるか迷います
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ご高齢でも、たとえ車椅子だとしても、医院へ来院することができる方の場合には、まだまだ元気に長生きされる方が多いです。「食」のたのしみは人生の最期まで楽しめますし、しっかり噛めることは健康寿命、生存年数、栄養摂取、認知症・全身疾患予防にも効果的です。何を優先されるかでご選択されることをお勧めしています。もちろん、相談にものりますのでお気軽にお声かけ下さい。
- 保険の入れ歯と自由診療の入れ歯、違いはなんですか?
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保険治療は、医療保険制度により選択できる材料・設計が制限されています。自由診療の入れ歯は材料や設計の自由度が高くなります。例えば、違和感を軽減したい場合には、金属を使って薄くすることで実現できます。こうした設計は自由診療の場合は可能ですが、保険治療では対応できません。
保険治療でも手を抜かずにあなたの口腔内に合わせた入れ歯を製作します。しかし、技術だけでは限界があります。保険の入れ歯が合わずに悩まれている方は、費用やご要望に応じて提案させていただきます。