ご来院される方へ「9つの約束」

9つの約束
痛みの少ない治療

痛みの少ない治療を実現する

歯科治療の「痛み」が得意な人はいません。口腔内はとても繊細です。そのため、麻酔の打ち方、ちょっとした器具の使い方などで痛みの感じ方は変わります。

  • 痛みが怖くて、歯医者さんから足が遠ざかっていた方、
  • 痛みに弱くて、治療を受けるのをためらっている方
  • 過去に、痛い思いをして歯医者に嫌悪感を持たれている方

全く痛くなかったという評判をいただいたことから、上山市以外(南陽市、高畠町、山形市)からも痛みへの不安をお持ちの方が多くいらっしゃいますが、最後まで治療を受けられたと喜んでいただいています。

おひとり、おひとりが安心できる治療を大切にすることをお約束します。

痛くない治療のために行っている取り組みは以下の通りです。

  • 表面麻酔の塗布
  • 麻酔時には超極細の針を使用
  • 電動注射器の使用(無痛で麻酔が可能)
  • 痛みを抑えた治療の技術研修
  • リラックスできる環境づくり
  • 過去の治療体験のヒアリング

麻酔が効きにくい場合の対応ももちろん行っています。過去に麻酔をした時の体験や、麻酔を打った後の感覚などもしっかりとお聞きしながら治療を進めてまいります。
また、歯医者さんが苦手なお子様の治療の場合には、練習をして慣れてから治療を行うようにしています。
大人から子供まで、誰もが安心して治療を受けられるように工夫を重ねています。

コミュニケーションで安心と納得を

コミュニケーションで安心と納得を

患者さんが、安心・納得して治療を受けるためにはコミュニケーションが欠かせません。当院では、治療前にすべての方のお話をうかがい、症状だけでなく、ご要望や苦手なことなどをお聴きしています。

また、検査結果に基づいた口腔内の現状と治療方針をお伝えし、「同意」をいただいてから治療開始します。予防メンテナンスも同様です。

「いつの間にか銀歯を入れられた」
「勝手に歯の神経を抜かれてしまった」
「何をしているのか分からないまま治療を受けている」

ということがないように、ヒアリング・説明を大切にしています。プライバシーに配慮した個室もご用意しています。どんなことでもご相談ください。

また、当院では歯科のカウンセリング(ヒアリング)、説明の専門的な研修を受けたスタッフが在籍しています。なるべく、分かりやすい説明と、しっかりご要望や悩みを把握させていただきたいと考えています。

もちろん歯科医師、歯科衛生士もコミュニケーション研修を行っており、インフォームドコンセントを大切にしています。

患者さんからお聞きした内容は、全て治療計画や実際の治療に活用させていただきます。次の項目でも書きますが、同じ症状だったとしても、最適な治療はおひとりおひとりによって異なります。

そのため、口の中だけを診るのではなく、一人の個人としてコミュニケーションを取らせていただくことで、最善・最適の治療をご提案したいのです。

最善・最適な治療のためには患者さんの協力も欠かせません。ぜひ、遠慮することなく、どんな小さなことでもお話しくだされば幸いです。一緒に、健康な未来を実現しましょう!

1人1人に「最善・最適」な治療を

1人1人に「最善・最適」な治療を目指す

ほとんどの方が知らされていない歯科治療の事実があります。

それは、虫歯になった、歯が痛い、歯が欠けた、血が出る、入れ歯が痛いなど、症状が部位が同じでも、個々に「最善・最適」な治療のアプローチは異なるということです。

例えば、過去の治療歴、疾患の原因、生活習慣、口腔内全体の状態によって治療方針、治療計画は変わります。また、職業や部活、食生活によっても異なりますし、個人的な審美的な好みも重要です。

当院では、丁寧なヒアリングや、複数の歯科医師・歯科衛生士・カウンセリング担当者がカンファレンスを行うことで、個人にとっての最善を目指した治療計画を立案し、提案を行います。

患者さんは、誰もが1人1人違う方であるため、その方にとってベストな治療へのアプローチは異なることは、歯科医師なら知っています。

しかし、ほとんどの歯科医院では症状のみで判断をして、画一的な治療方針、治療方法を決めてしまいがちです。そのことは、患者さんには決して分からない部分です。

なぜ1人1人に合った治療の提案が難しいかというと、日本の保険制度上の問題から歯科医師が忙しく診療をせざるを得ないという理由があります。

また、口腔内全体から判断して適切な診断を行って治療計画を立てるには、歯科医師・歯科衛生士の知識や経験に加え、CTレントゲンなどの最新設備も必要となってくるのです。

当院もたくさんの方にご来院いただいていますが、診療外の時間の活用や、複数の歯科医師・歯科衛生士が在籍して意見交換できる工夫と、患者さんおひとりおひとりに使う時間を確保する工夫をしています。

良質な治療のための技術・医療機器

良質な治療のための技術・医療機器

歯科の分野も医療は日進月歩で進化しており、随時対応に努めています。特に、医療機器の充実は非常に重要です。設備の有無により、安全性の低下、疾患の見逃し、治療の選択肢を狭めるといった場合まであります。

また、歯科医師・歯科衛生士・歯科助手の技術・経験・知識のアップデートも欠かせないため、外部研修への参加や院外研修の定期実施を行っています。

これからも、良質で安全な治療を可能にする体制のために改善と努力を重ねてまいります。

治療の質、安全性向上のための取り組み例

  • 国内外の歯科知識の導入、研修を受講
  • 診断を確かなものにするCTレントゲン導入
  • 正確な治療のためのサージテル(拡大鏡)の利用
  • CAD/CAMシステムの導入(セラミック治療)
  • スウェーデン式治療・予防のための設備導入

歯科用CTレントゲン

3Dでのレントゲン撮影が可能なため、従来のレントゲン機器では見えなかった部位まで確認できるようになりました。このことにより、診断の精度が上がり、治療の安全性も高まります。

例えば、重度の歯周病の診断、歯の根の病巣や顎の状態把握(顎関節症)、親知らずの状態把握などに活用しています。

インプラントをご希望される方も、大学病院に撮影に行かなくても良い利点もあります。また、必要な時に随時撮影できるため、安全・確実なインプラント治療が可能になるのです。

サージテル(拡大鏡)

口腔内は狭く、暗く、複雑な形をしています。そのため、ライトを照らしたとしても裸眼で治療を行うと、虫歯の見落とし、歯の過剰切削(削りすぎ)、根の神経の取り残し(痛みの再発リスクが向上)といったことが起こりやすくなります。

当院では、必要に応じてサージテル(拡大鏡)を使用することで、より精密、正確、安全性の高い治療を行っています。現代のテクノロジーを活用すことで、過去の歯科治療より数段に質が向上しました。

何歳になっても「食」を楽しめるように

何歳になっても「食」を楽しめるように

上山市だけでなく、南陽市、高畠町、赤湯など近隣の市町村も高齢化が進んでいます。当院の患者さんも70代・80代の方が多くなってきました。

口の健康は「命と喜び」につながります。口が健康だと「健康寿命」が長くなります。「食」という人生の大きな喜びを味わい続けられます。

  • みなさんに、いつまでも元気でいてほしい
  • 人生の最期まで、たくさんの喜び・楽しみを感じてほしい
  • 地域の宝である皆さんの「笑顔、元気さ」を守りたい
  • まだまだ、みなさんと一緒に笑って、話していたい

そんな想いから、訪問診療(往診)、口腔機能低下症、快適な入れ歯(難症例の義歯製作)などの高齢者対応に力を入れています。

訪問診療について

訪問診療では、むし歯治療、歯周病治療、義歯製作・調整(入れ歯)などに対応しています。歯科医院への通院が難しくなった方は、気軽にご相談ください。当院を受診されたことがない方も対応しています。

義歯の治療について

保険診療内でも快適な入れ歯治療・調整ができる体制があります。また、より食生活を豊かにできる多種類の入れ歯も取り扱っております(自由診療)。一般的に難症例と言われるものも対応可能です。どこに行っても改善できなかった、痛くてストレス、快適な入れ歯をつくりたい、という方はまずはご相談ください。

口腔機能低下症について

年齢を重ねると、口の状態(歯の数、環境、力、動き)に問題が生じやすくなります。全身の健康、健康寿命、豊かな食生活のためにも口腔機能を保つことが非常に大切です。

当院では、以下の機能低下への指導やトレーニングに対応した歯科医院です

  • 口腔衛生不良(歯磨き指導、フロス、クリーニング)
  • 口腔乾燥(唾液腺マッサージ、うがい、保湿剤など)
  • 咬合力低下(咬み合わせ治療、食事指導、咬める義歯調整)
  • 舌口唇運動機能低下(口の動かし方、トレーニング、訓練指導)
  • 低舌圧(舌の運動・トレーニング・指導)
  • 咀嚼機能低下(義歯、う蝕、歯周病治療・咀嚼訓練、指導)
  • 嚥下機能低下(飲み込みのチェック、呼吸の指導)
治る歯周病治療&世界水準の予防歯科

治る歯周病治療&世界水準の予防歯科

私たちは、上山・南陽市・高畠町の中で早期に歯周病治療・予防歯科に力を入れてきました。しかし真剣に向き合うほど、これまで一般的だった施術方法では歯周病が治りづらく、再発リスクも高いことが分かってきました。

そこで出会ったのが、世界最先端の予防歯科で知られる「スウェーデン式」でした。スウェーデン式では歯を残すことを最優先とします。治療はシンプルに、口腔内環境を整えて予防をするのです。

当院では、歯科医師・歯科衛生士がスウェーデン式の専門的な研修を受講し、特別な機器や薬剤の導入を行い、実践をしています。結果、重度の歯周病まで治癒ができ、高いレベルでの予防も可能になりました。従来に比べ痛みもありません。自宅で何十分も歯磨きする必要もありません。

※当院はスイスEMS社GBT認定歯科医院です(世界基準の予防歯科認定)
※スウェーデンスタイルを実践するAFD会員として認証されました。

口腔内洗浄の機器「EMS エアフロープロフィラキシスマスター」

個の機器では、歯石除去やバイオフィルム(歯周病菌の膜)除去、ステイン除去(歯面の着色除去)に使用します。

従来の歯石除去は、歯科衛生士が器具で削る処置しかありませんでした。この方法も必要なケースもありますが、多くの場合にはこの機器を使用することで、よりスムーズに歯石除去が可能になりました。

当院においても、特に必要なケースに使用することで、歯周病の改善に劇的な成果が見られました。

スウェーデンでは85歳時点の残存歯数は25本!

スウェーデンが予防先進国と言われる理由は、実際に国民の多くが年を重ねても自分の歯を多く残しているという実績に基づいています。日本では、85歳で25本の歯が残っている方は国民の5%しかいません。スウェーデンと日本の最も大きな違いは、予防への考え方です。

日本人は歯が痛くなったり、症状が出てから歯医者に行きます。しかし、スウェーデンでは歯科医院で定期的に口腔ケアをすることが常識です。

また、スウェーデンの歯科医院では、医療的侵襲(治療により生体を傷つけること)を最低限にして、歯を少しでも残すことが当たり前の考えになっていることも大きいでしょう。

治療より予防を重視することで、医源病(処置を原因として、結果的に歯が悪くなってしまうこと)も、最小限に抑えられます。当院も、治すことも「守る」を前提に歯科治療に取り組んでまいります。

歯科衛生士が個別に健康サポート

歯科衛生士が個別に健康サポート

日本国内にほとんどいない「看護師」と「歯科衛生士」のダブルライセンスを保有する歯科衛生士が在籍しています。

医科病棟やホスピス(人生の終末期を穏やかに過ごす施設)での勤務・研修経験から、口腔内だけでなく全身の健康や、「歯と命」のつながり、大切さという視点を持ちながら患者さんをサポートしています。

他にも、幅広い知識・技術を持つ歯科衛生士が多数在籍しており、常に院内外の研修で技術・知識の向上に取り組んでいます。

症状に合わせの担当制を採用し、個別に施術、口腔ケア、歯磨き指導、生活習慣のアドバイスなどを行って健康のサポートをしています。

歯科衛生士とは?

歯科衛生士とは、厚生労働大臣の免許(国家資格)を保有し、歯科医師の指導の下に歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導を行う医療従事者です。

使命は、処置やアドバイスを通じて、口腔内の健康づくりと口腔ケアを行い、みなさんの笑顔、健康な生活をサポートすることです。
※参照:公益社団法人日本歯科衛生士会

当院は「歯科衛生士になりたい!」を応援しています!

歯科衛生士は、人の健康や人生に貢献でき、たくさんの感謝をいただける本当にやりがいのある仕事です。国家資格もあり一生の仕事にもできます。また、近年では予防業務の需要の高まりもあり、歯科衛生士が業界全体で求められています。

当院では、歯科衛生士に興味がある中学生・高校生の方を応援するために、希望者には医院見学を受け入れております(Covid-19の状況次第で見合わせることはあります)。

現役の歯科衛生士とお話をしたり、実際の診療業務の雰囲気を味わったりすることで進路決定の参考にされてください。希望者はお気軽にお電話かこちらのページのフォームから下さい。

※もちろん、歯科衛生士学校の学生さんや、現役歯科衛生士の方、ブランクがある方の見学も受け入れています! 歯科衛生士学校で非常勤講師の経験のある歯科衛生士が在籍しているため、技術やブランクに不安がある方も安心してください。

安全・安心な環境をご用意

安全・安心な環境をご用意します

新型コロナウイルスの問題が起こり、歯科医院での感染症リスクが非常に低いことが大きく報道されました。多くの歯科医院において、従来から感染症対策や衛生管理に取り組んでいたことが証明されました。

当院でも開院以来、スタンダード・プリコーション(標準予防策)の徹底、設備の強化、マニュアル整備、院内研修を行って安全・安心の環境づくりに取り組んできました。

また、むし歯や歯周病も感染症です。治療中に悪い部位から別の部位へ感染すると、数年後の再発原因になります。当院では、標準的な感染対策だけでなく、口腔内での感染にも配慮して治療を行っています。

スタンダード・プリコーション(標準予防策)とは

標準予防策(スタンダード・プリコーション)とは、1996年アメリカ合衆国のアメリカ疾病管理予防センター(CDC)が提唱した感染対策です。

基本的な考え方は、汗を除く、全ての体液、血液、分泌物、排泄物は感染の危険性があるものとして取り扱うこと。対象者は、感染症を発症している方だけでなく全員が対象です。

当院では、主に以下のポイントを徹底しています。

  • 知識の共有、マニュアル遵守、院内研修
  • 手指衛生(手指消毒)、手袋交換の徹底
  • 治療ユニット(診療台)の清掃・消毒
  • タービンヘッドの取り扱い、洗浄
  • 呼吸器衛生・咳エチケット
  • 治療器具の管理、滅菌・消毒
  • 院内環境、空気の維持・管理
  • リネン類の取り扱い(ディスポの使用)
  • 安全な注射手技、管理
  • 労働者の安全確保
ほっとできる場所(温泉)づくりを目指して

ほっとできる場所(温泉)づくりを目指して

私たちは、当院を「ただ治療をするだけの場」にしたくありません。口の悩み解決・疾患の治癒だけでなく、ほっと一息つける場になりたい、少しでも心に癒しを与えられる「温泉」のような場所にすることが目標です。

特に、新型コロナウイルス問題以降、人と人との距離が遠くなり、コミュニケーションが減ってしまった方も多いのではないでしょうか。

上山、南陽市、高畠町など、自然広がるこの場所の最大の魅力は、人の笑顔、やさしさ、温かさ、つながりだと感じています。そんな山形が大好きです。

まずは私たちが、「この場所に生きる皆さん」から学んできた、その魅力を表現することを目指しています。そしていつかは、全国にこの場所の魅力が伝わっている「源泉」となることを夢見ています。

私たちが考える「温泉医院」構想

  • 歯科医療の面から疾患を癒す
  • 口の健康だけでなく、「健康長寿」の実現
  • 誕生から終末期までの豊かな「生」のサポート
  • 医食同源。食の充実で人生を楽しむ
  • ほっと心が癒される場所づくり
  • 人と人のつながりが育まれる場所づくり
  • 才能(源泉)を発見、磨き、発揮できる職場づくり
  • 職員が「居ると元気になる」職場づくり
  • 温泉のように効果効能を提供できる人材育成
  • お年寄りの智慧や経験、魅力を後世に残す
  • 場所の魅力を育み、少子高齢化社会のモデルへ!